みなさん、最近手紙は書きましたか?
京都アニメーションが手掛けた『ヴァイオレット・エバァーガーデン』。作品全体が、あの悲しい京アニ事件の鎮魂歌と言われています。
今回のテーマは“記憶“と”手紙“。
「愛してる」の意味を探す旅のお話です。
『ヴァイオレット・エバァーガーデン』 あらすじと心を取り戻すカギ
主人公のヴァイオレットは、少女兵としてギルベルト大佐に育てられます。感情の欠落した彼女は戦場で殺戮兵器と化し、優秀で様々な戦果を挙げる。
ある戦場で、大佐がヴァイオレットへ「愛してる」という言葉を残し、死んでしまいます。
感情のない少女は「愛してる」の意味がわかりません。その後手紙の代筆業である”自動書記人形”という職に就き、手紙を通して感情を回復していく感動のストーリーとなっております。
今LINEなどのアプリは、日常的によく使っています。でも、手紙は非日常。めったに書くこともなければ、しょっちゅう届くモノでもありません。
手紙を書くとき「前はなんて書いたかな?」「以前届いた手紙には何て書いてあったっけ?」など、記憶をたどります。相手も同じように、記憶を思い出してるのが文章で伝わってくる。
記憶がなければ、死者との交流もできません。
鎮魂歌とは死者の霊をなぐさめると共に、現実に残されヒトが現実に向き合うための、安らぎにもなると思っています。
『バイオレット・エバァーガーデン』 まとめ
少年誌が大スキなボクは、はじめこのメイドのような少女に抵抗がありました。でも「鎮魂歌だよ」という言葉で、シリーズ物を全部視聴。登場人物の名前は、全て実在する花の名前です。
誰にでもある、大切な思い出。記憶と手紙に心が揺れました。
初めは業務命令のような代筆も、次第に人の心がわかることで感情のこもった文章へと変わっていく。
ボクもそんな文章が書けたらなと思いました。
劇場版はまだなので、こらから観たいと思います。
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