かなりの遅咲きですが、【Netflix】の韓国コンテンツ「梨泰院クラス」、「愛の不時着」の”ヌマ”に、どっぷりハマってしまいました。
なぜハマってしまったかといえば、”脚本の素晴らしさ”です。
1話1時間半程度で16話まであるので、日本のドラマの倍くらい。かなり長いので観るのが大変です。でも、脚本が面白いので間延びすることもなく楽しめました。話が後半に行くほど前半が懐かしくなり、また前半を観ると後半が気になってしまう…。まさに”ヌマ”にハマって抜け出せない。
観る時間を作るのが難しく、かなり遅咲きになってしまいました。連休と緊急事態宣言の巣ごもりにはもって来いです。
”心の揺さぶり”もウマく、何度も揺さぶられてしまいました。
【Netflix】「梨泰院クラス」信念を貫く二人に注目
現在は韓国の首都・ソウル特別市龍山区にある地区「梨泰院」が舞台。飲食業界のスタートアップの話です。
もとは、韓国のウェブ漫画が原作で、韓国では原作の方が人気が高く、ドラマは日本の方が人気。
主人公パク・セロイの復讐劇や、仲間との信頼、揺るがない信念が見どころ。学歴もなく、前科者。初めから何もなくても諦めないところに、”こうありたい”と共感しました。
ヒロインのチョ・イソは、多彩で出来ないことがないIQ162の天才。才能あふれる故か、世の中を冷めた目でみてしまう。そんなとき、パク・セロイと出会い、彼の曲がらない信念や想いに心がざわつく。
相手にスキな人がいようと、一途に思い続ける姿が魅力的。日本のドラマだと、相手に好きな人がいようモノなら、自分を「スキ」と言ってくれる別の男性に行きがち。それでも、自分に想いを寄せてくれる人には目もくれず、ひたすらに戦略的に彼女も自分の信念を貫く。
彼と彼女とのやりとりに、「キュン」が止まりません。自分で勝手にダイジェストしたシーンを何度も観てしまいました。
【Netflix】「愛の不時着」全てが詰まったエンタメ
ある日、パラグライダー事故で北朝鮮に不時着してしまう財閥令嬢のユン・セリ。そんな彼女を無事に韓国へ帰そうと奮闘する軍人のリ・ジョンヒョク。数奇で運命的な出会いと、笑い、泣き、アクション、ラブストーリと全て詰まった物語が魅力。どれもクオリティが高い。
カマドでご飯や風呂を沸かしたり、冷蔵庫もなかったりと素朴で不自由な北朝鮮の暮らし。不自由だからこそ人との助け合いで生活する様が、古き良き日本を思い出させる。
役者の演技力も高く、日本人なら不自然なオーバーリアクションも、自然に違和感なく観れてしまう。
実際に付き合っている主演の二人。温かく安心して物語が観れるのもうれしい。
【Netflix】韓国コンテンツ共感の”ヌマ” まとめ
国を挙げてエンタメを後押しする韓国。国内にとどまらず、国外にも向けています。制作会社のスタジオドラゴンの勢いも凄いですね。
どちらの作品も、損得で動くことなく、自分の信念を貫くところに”こうありたい”と共感しました。
映画版「鬼滅の刃」で柱の煉獄杏寿郎が鬼と対峙したとき、「お前も鬼になれ」と誘われます。「鬼になったら死ぬこともないし、永遠に強さを求められる」と言われ、杏寿郎は自分の死を感じながらも頑なに断ります。「自分は強い、だから弱き者を助けるんだ」と。
決して損得勘定ではなく、自分は”こうありたい”、”こういう振る舞いをしたい”という強い信念を「梨泰院クラス」「愛の不時着」にも感じました。
どちらも見終わったあとに、人に優しくなる作品。共感の”ヌマ”にハマりました。
コメント