【御座候】皮のモッチリ感がハンパない!お使いのお供に! 

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妻の買い出しのお供で、松坂屋までやって来た。

何一つボクの口には入らないので、いつも退屈…。

でもせっかく松坂屋のデパ地下に来たからには、マーケティングと称して人々の買い物動機を探るべく、時間を無駄にしない。

なんて考えながらいつも腹が減っているので、「あーこれはウマそうだ」とか、「今日の気分はコレじゃないな」と自分の欲求に正直だ。

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お使いのお供に、【御座候】の行列に一人並ぶ

「今日も自分にお疲れ様」と心で言いながら、妻には内緒で一人【御座候ござそうろう】の行列に並んだ。と言っても、前に4人しかいない。

一つ95円と、安いのか高いのかボクにはよくわからなかったが、ワンコインということで自分へのご褒美にピッタリ。

次の次くらいにボクの順番が来ると、【御座候】に並んでいるのを妻に見つかった!

ヤバイと思ったら案の定、ケチな妻は「何並んでるの?早くこっち来い」と言い出した。

最近太り気味のボクに、さらなる追い打ちで「ブクブク太りやがって」とまで言い出した。

小学生の同情を誘う

周りには違う店の行列があって、たまたま小学校低学年くらいの男の子と目があった。不憫そうに見つめる男の子に対し、ボクはシメシメと思いながら男の子にアピールする形で、「次の次なのに、列を外れるなんてアリエナイ」と言った。

男の子の同情を買おうにも、男の子は目をそらす。

「勝手にやってくれ」と言わんばかりだ。

なんて冷たいヤツだと思いながらボクの順番が来て、95円で赤一つゲーット!

歩きながら妻に一口だけやり、あとは全部ボクが食べてやった!

皮のモッチリ感がハンパなく、「やっぱ【御座候】の回転焼きは違うな」と、違いも分からないのにわかった風なことをデッカい声で言いながら歩いた。

でも、また松坂屋に行ったら、【御座候】の回転焼き買っちゃうんだろな、と思った。

【御座候】の場所

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