数学が苦手中の苦手のボク。
なぜ苦手になったかといえば、思い返せば小学校の頃。どこかでつまずいて、そこから挽回できずに何となくで学んだ数学。
中学3年の時にはテストで0点を取るなど、高校を進学を前にかなり凹んだ記憶だけが残る。
高校はなんとか合格。
商業科だったので、数学の授業は基本中学校までの復習。しかし、数学の基本ができてないボクにとって、わからないし大変つまらなかった。
もちろん、微分・積分などは習わず、大人になるまで聞いたことがなかった。
しかし、40も過ぎると何か自分に足りないことに気づく。
だいたい、いろんなことが足りてないのだが、昔から苦手だった数学をどうにかすることで、考え方だったり、言語化、文章力もどうにかなる気がして、たくみ先生の「難しい数式はまったくわかりませんが、微分・積分を教えてください」という本を手にとった。
難しい数式はまったくわかりませんが、微分・積分を教えてください
このキャッチコピーにまさにやられた。
微分・積分を知りたい、けど、難しい数式はわからない、まさにボクの求めている本のタイトルだった。
「微積の計算は世の中を読み解く”武器”になる!」という帯を見て、さらに胸が踊った。
アホなボクでも、はたして数学の入り口に立てるのか?
小学校で習う四則演算ができれば理解できる
足し算や引き算、掛け算や割り算といった基本的な計算方法、四則演算ができたら理解できる本なので、なんだか心強い。
グラフとか傾き、放物線や面積など、聞くだけでも頭おかしくなりそうですが、普段身の回りで起こっていることなどで、わかりやすく説明してくれるので、自分が賢くなった?と、錯覚するほど。
小学校で出てくる円周率や円の面積などと言った算数にも、微分積分の要素が隠れてたなんて、ビックリです。
じつに美しい「数学」 難しい数式や記号のワケ
難しそうな数式や記号など、テレビドラマや映画でしか見たことがないし、アホなボクには理解できないだろうなとあきらめてました。
しかし、数学は解き方にしても使う記号にしても、シンプルで無駄がない。
シンプルに無駄を削ぎ落とした結果、数式や記号になってることだけでも知っただけで、難しく理解できないとあきらめていた時より少し進歩。
プログラミングをやっていると出てくる関数も、f=fanctionだったなんてこの本で知りました。
変換装置なるほど、と勉強になる。
残念なところ
欲をいえば、次にどんな数学の本を読めばいいかを教えてほしかった。
自分で探せということなんだろうけど、オススメ本を紹介してくれるとありがたかったです。
数学でモノの見方を磨き、世の中のルールや本質を抜き出そう
教える人が違うだけで、こんなに数学が楽しめるとは…。
より深く知るために、ノートを片手に読みたい一冊。
世の中の先行きなんて、難しくてわかりません。
今回のコロナで未来予測が無意味なこともよくわかります。
でも、今、手元にあるものでなんとなく見える未来もあります。
小さな変化が積み上がってできる現象に、いち早く気づくことで世の中を楽しく過ごしたいです。
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